政府は、北朝鮮が弾道ミサイルを発射する兆候があるとして、30日、自衛隊に対し、弾道ミサイルを迎撃できるようにするための「破壊措置命令」を出しました。
政府関係者によりますと、北朝鮮が弾道ミサイルを発射する兆候があるということで、政府は30日、自衛隊に対し、弾道ミサイルを迎撃できるようにするための「破壊措置命令」を出しました。これを受けて自衛隊は、高性能のレーダーや海上配備型の迎撃ミサイルを備えたイージス艦を展開させるほか、地上配備型の迎撃ミサイルPAC3の部隊を展開し、警戒・監視活動を強めることにしています。政府は、ことし3月から今月にかけても破壊措置命令を出していましたが、朝鮮労働党大会が終わり、北朝鮮が挑発行動を繰り返す可能性は低くなったなどとして今月11日に命令を終了していました。