社民党の吉田忠智党首は12日の党常任幹事会で、「(参院選が)非常に厳しい状況なので、民進党との合流も選択肢として考えないといけない」と述べた。党勢の低迷が指摘されるなか、社民を解党したうえで民進党と合流することを選択肢の一つとして検討する考えを示した。
出席者によると、吉田氏は他の党幹部らと、憲法学者の小林節慶応大名誉教授が設立する政治団体「国民怒りの声」への対応を協議。その際に民進への合流に言及したという。
社民の国会議員は現在、衆院2人、参院3人。このうち、参院比例選出の吉田党首と福島瑞穂副党首は、いずれも今夏の参院選で改選となる。2013年参院選では、獲得議席が1議席にとどまっていた。