NTTドコモは、2年契約を終えた後、解約金の有無をユーザーが選べる「フリーコース」「ずっとドコモ割コース」を新たに設ける、また、長期契約するユーザー向けの既存割引サービス「ずっとドコモ割」の適用範囲と割引額を拡大する。これらの取り組みは6月1日から導入される。
登壇したNTTドコモ取締役常務で経営企画部長の阿佐見弘恭氏は「タスクフォースなどがあって、ユーザーからもさまざまな声をいただいた利用が少ない人に向けたプラン、2年経ったら解約金がかからないようにしてほしい、長く使っている人をもっと優遇してほしいといったものだ。今回は、後者2つの課題に向けたプランを発表する」と述べて、説明会を開始した。
■ 2年契約で解約金の有無を選ぶ
新設するコースのうち、フリーコースは、「ずっとドコモ割り」や、新設の「更新ありがとうポイント」がない一方、基本料金は従来のまま、解約金が不要となる。
もう一方の「ずっとドコモ割コース」は、料金は従来のまま、2年間の契約を中途解約すると解約金がかかる一方で、「ずっとドコモ割」「更新ありがとうポイント」が適用される。
対象となるうのは、カケホーダイとカケホーダイライト、データプランのユーザー。法人は対象外。
■ ずっとドコモ割
ずっとドコモ割は、利用期間が長いほど割引額が多くなるサービス。15年以上、契約していると、シェアパック30の場合、割引額が1カ月あたり2000円になるという形だった。
今回の改定により、割引適用が5年以上だったところ、4年以上からにする。割引額も最大2000円だったところ2500円に拡大する。
適用範囲については、シェアパック5、Mパック、Lパックについては契約期間が10年以上されていたが、4年以降、8年以降という枠を設ける。
■ 更新ありがとうポイント
更新ありがとうポイントは、ずっとドコモ割コースで2年契約を更新するたび、回線ごとにドコモポイント3000ポイントがプレゼントされるというもの。有効期限は、更新した月から6カ月間。