米CBSテレビによると、芸術家のオノ・ヨーコさん(83)が26日夜、意識不明でニューヨークの病院に運ばれた。脳卒中の可能性があるという。同局はニューヨーク市の消防当局の話として、午後9時5分に病院に搬送された時には意識がなかったと報じた。
一方、ABCテレビはオノさんの広報担当者の話として「重症のインフルエンザのような症状があり、担当医が病院で診断を受けるべきだと判断したと理解している。27日にも退院できると期待しており、脳卒中ではない」と伝えた。
オノさんはビートルズのジョン・レノンさんと1969年に結婚。レノンさんが80年に殺害された後も、一緒に暮らしたニューヨークのマンションに住み、芸術活動を続けてきた。昨年にはニューヨークの近代美術館(MoMA)でオノさんの60~70年代の芸術活動を紹介する企画展が開催されるなど、再評価も高まっている。