今春の第88回選抜高校野球大会で、小中学生を無料招待する「ドリームシート」が新設されることが13日、発表された。バックネット裏中央2ブロックの最前列から7列目までの計118席。本塁の真後ろにあたり、投手の球筋や打者のスイング、本塁上でのクロスプレーなど、野球の醍醐味(だいごみ)を間近で味わうことができる。バックネット裏に招待する制度は春夏通じて初めてという。
大会運営委員会によると、日本中学校体育連盟に加盟する軟式野球部員数は2004年の29万8605人から14年は22万1150人まで減少している。日本高校野球連盟の竹中雅彦事務局長は「昨年100年を迎えた高校野球が200年と続くため、未来の高校球児を育てるのが我々の使命。小中学生が将来、甲子園でプレーするイメージを持つには一番いい」と裾野拡大につながることへの期待を示した。
参加した小中学生は試合観戦に加え、甲子園歴史館も見学する。今春は近畿地方のチームのみを招待するが、来年度以降は対象の範囲を広げることなども検討する。
ラガー服の親父率いる八門号倶楽部が、あまりにも独占しすぎるためらしい。