ヤクルトのトニー・バーネット投手(32)のポスティングシステムでの米大リーグ移籍が実現しなかったことが7日、関係者の話で分かった。
バーネットはシーズン終了後「6年間のスワローズへの感謝がある。ただサヨナラという形でフリーエージェント(FA)になるより、ポスティングで自分の道を決めていきたい」とポスティングを利用して米大リーグ移籍を目指していた。
ヤクルトには2000万ドル(約24億円)を上限に決められる譲渡金が入るが、球団はこれを50万ドル(約6000万円)に設定した。
球団は交渉決裂や入札がなかった場合に備え、30日に提出する保留者名簿にバーネットの名を載せ、残留交渉を継続。小川淳司シニアディレクター(58)は「移籍するならメジャー以外ない。折り合わなければヤクルト(に残る)、ということ」と説明していた。