ドロドロの愛憎劇が代名詞だったフジテレビ系の昼帯ドラマ枠“昼ドラ”(月~金曜後1・25)が来年3月で終了することが27日、分かった。1964年5月にスタートし、民放の連ドラとして異例の長さを誇ってきた名物枠だったが、52年の歴史に幕を下ろす。
また、タレントの小堺一機(59)が司会を務める同局昼の長寿番組「ライオンのごきげんよう」(月~金曜後0・55)も来春で終了。同局は平日昼帯の大改革で視聴率回復を目指す。
昼ドラ枠は東海テレビが制作を担当。文芸路線からスタートし、70年代には「あかんたれ」をはじめとする根性もの、80年代には「愛の嵐」など「グランドロマン」と呼ばれる時代ものが人気を集めた。00年代には「真珠夫人」や「牡丹と薔薇」など、ドロドロした愛憎劇と強烈なセリフや展開を売りにした作品が社会現象にもなった。しかし、最近は視聴率で苦戦。近年は脱愛憎劇に路線変更していたが、お茶の間の支持は得られなかった。60~70年代に各局で乱立した昼ドラも09年にTBSの「愛の劇場」が終了し、この枠が“最後のとりで”になっていた。
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