【アジア総局】タイの首都バンコク中心部の目抜き通りで17日午後7時(日本時間午後9時)ごろ、オートバイに仕掛けられた爆弾が爆発し、タイ警察によると、15人が死亡し、負傷者は外国人を含む約80人に上るとみられる。プラウィット副首相兼国防相は「タイの経済と観光業の破壊を狙った」と話し、テロとの見方を示した。
日本人が巻き込まれている可能性もあり、日本大使館などが安否の確認を急いでいる。
地元メディアなどによると、爆発があった現場は中心部の商業地区にあるエラワン廟(びょう)付近の交差点。百貨店大手の伊勢丹バンコク店、高級ホテルのグランド・ハイアットやショッピングモールのすぐ近くで、日本人観光客も多数訪れる。
現場付近では爆発していない二つの爆弾も見つかり、警察が除去作業を進めている。タイ政府は現場に軍を派遣し警戒に当たっている。犯行声明は出されていない。