22日正午すぎ、佐賀県白石町のJR長崎線・肥前竜王駅で、上りの特急列車が停止していた線路に下りの特急列車が向かい合わせに進入し、正面衝突を避けるため緊急停止しました。JRによりますと、2本の特急にはおよそ220人の乗客が乗っていましたが、けが人はいないということです。
22日午後0時20分ごろ、佐賀県白石町のJR長崎線・肥前竜王駅で、長崎発博多行きの上りの特急「かもめ20号」が停止していた線路に、博多発長崎行きの下りの特急「かもめ19号」が向かい合わせに進入しました。
「かもめ19号」は時速35キロほどで走行していたということですが、正面衝突する可能性に気付いて、「かもめ20号」のおよそ150メートル手前で緊急停止しました。JRによりますと、2本の特急には合わせておよそ220人の乗客が乗っていましたが、けが人はいないということです。
この影響で2本の特急は、現場で4時間余り立往生したままとなっています。
JR九州によりますと、2本の特急は当初、隣の肥前鹿島駅ですれ違う予定でしたが、ダイヤが乱れていたため急きょ、肥前竜王駅ですれ違うことになったということです。しかし、2本の特急がなぜ同じ線路に進入したのか、原因は分かっておらず、JR九州で調べています。