Ｊ１モンテディオ山形のＤＦ陣崩壊の危機だ！
開幕からセンターバックの右でフル出場のＤＦ當間建文（２６）が２５日、天童市内で行われた午前練習の途中、腰を押さえ右足をひきずりながらクラブハウスへ引き揚げた。午後練習は回避した。石崎信弘監督（５７）は「症状は分からんが、後ろ（ＤＦ）の選手がおらんから心配じゃ」と不安げに話した。
この日のうちに病院で診断を受けたが詳細は明らかになっていない。クラブは「３週間を越えるケガの場合は、追ってリリースを出す」とした。
４年ぶりに復帰したＪ１だが、開幕からＤＦ陣が負傷という“悪魔”にとりつかれている。７日の仙台との開幕戦（０●２）、センターバックの中央でフル出場したＤＦ渡辺広大（２８）だが、古傷の右膝半月板を悪化させ、１６日に手術。全治８週間の診断を受けた。同じく仙台戦でウィングバックで先発したＤＦ山田拓巳（２５）が、左膝内側側副じん帯を損傷し全治８週間の重傷を負った。
さらに１４日の浦和戦（０●１）で、山田に代わり先発したＤＦ宇佐美宏和（２７）が、右膝内側側副じん帯損傷で全治８週間と主力級の選手が相次いで長期離脱。万が一、當間も戦線離脱となれば、ＤＦ登録選手９人のうち４人がピッチを離れることとなる。「ケガはつきものじゃから仕方がない。今いる選手でどうにかやらんとな」と前を向く指揮官だが、當間が軽傷であることを強く願っているはずだ。
