写真は鶴岡市、羽前大山駅近く。Twitterの仲間撮影
山形デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせて、特別列車「SL山形DC架け橋号」が28日、JR羽越本線の村上(新潟県村上市)-酒田間で運行され、SLが黒煙を上げながら初夏の庄内平野を駆け抜けた。
8両編成の架け橋号には約330人が乗車し、この日午後0時26分に村上駅を出発した。鶴岡市の日本海沿いでは、1時間ほど前から鉄道ファンが集結し、陸橋などに陣取った。汽笛を鳴らしながら近づくSLに向かって一斉にシャッターを切ると、乗客が車窓から手を振った。
出発から約4時間かけて、和太鼓が鳴り響く酒田駅に到着したSL。酒田駅では歓迎セレモニーと、新潟DC(4月1日~6月30日)から山形DC(6月14日~9月13日)への引き継ぎ式が行われた。田村定文新潟県観光局長が「山形のDC成功を祈っている」と、小野真哉山形県観光経済交流局長にバトンタッチの盾を手渡し、小野局長は「日本海沿岸が元気になるよう頑張ろう」。丸山至酒田市副市長らと共にくす玉を割り、花を添えた。
SLは29日午前10時16分に酒田駅を出発。村上駅に向かう。