稀勢の里が千秋楽休場 右足親指の負傷
<大相撲初場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館
大関稀勢の里(27=田子ノ浦)が、右足親指の靱帯(じんたい)損傷のため休場を決めた。
12日目に痛めた右足親指付け根の靱帯が、14日目の鶴竜戦でさらに悪化した模様。診断書によると約3週間の安静加療を要する見込み。
師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)は「本人は出ると言って聞かなかったが、私の独断で(協会に診断書を)出してきました。本人は無理をしてしまう性格だから」と話した。
稀勢の里は、入門から953回連続出場(現役2位)を続けてきたが、ストップした。不戦敗で今場所は7勝8敗で負け越しが決まり、春場所(3月9日初日、大阪・ボディメーカーコロシアム)は初のかど番になる。千秋楽の対戦相手、琴奨菊(29=佐渡ケ嶽)は不戦勝になる。