大鵬さんよ、永遠にと、大鵬の弟子、巨砲の・・・

　昭和の大横綱、大鵬さんが亡くなられました。
　先日、自身が所属していた二所ノ関部屋が、親方（元金剛）の脳疾患で続けられないという理由で閉鎖が決まったときに、精一杯声を出してコメントしていたそうですな。

　晩年は脳梗塞との戦いでしたが、一番は婿養子に迎え、部屋を継がせた貴闘力が、野球賭博事件で解雇したあたりから気落ちしたように感じます。
　わが郷土の横綱、柏戸との名勝負は永遠ですな。
　おいらの生まれるひと月前の46年夏場所に引退(先代貴ノ花)したので、現実は見ていません。

　大鵬というと、関取は巨砲・露鵬(解雇)などがいますが、その巨砲はよく四股名が「あれが大きいから」といううわさもありましたが、その巨砲とライバルであった柏戸の鏡山部屋の「小沼」という力士がいました。

　部屋になって一番の有望力士で、順調に出世したのですが、重量での取組中、お客さんがくわえた焼き鳥もそのまま泊まるぐらい大きい音とともに足を骨折。それが元で低迷して引退した悲運でした。

　かれは奮い立たせるため、「おなじライバルの巨砲には負けられない」とか、「誕生日の近いあいつに負けられない」と、何とか奮起を出すきっかけ作りをしていた力士でした。

　大鵬さんのご冥福をお祈りいたします。