夜だるま昆布長の、カウントギリギリ!(;゚д゚)(つд⊂)

Yahoo!ブログより移籍いたしました、夜だるま昆布長と申します。自身障がい者で、施設に通所しながら、日々アビリンピックの練習や、個人新聞を製作しています。Officeむいんぐ代表。林家木久扇名付け人です。山形県鶴岡市。

相撲規則第8条(夏場所を振り返る)

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「土俵に上がれば、行司の指示に従い、勝負が終ると、互いに立礼してから勝者は勝名乗りを受け、敗者はそのまま引き下がる。」相撲道

 いの一番に見本にならなければならぬはずの両横綱が、琴もあろうに・・・もとい、事もあろうに「乱闘寸前」という遺恨勃発が起きた。
 事の顛末をご覧下さい
 
 土俵上で横綱同士の「ケンカ」が起きた。結びの一番で横綱朝青龍(27=高砂)が、横綱白鵬(23=宮城野)を引き落とした後にダメ押し。怒った白鵬が、右肩で押し返す反撃を見舞った。立ち上がって鬼の形相でにらむ白鵬に、朝青龍は目を泳がせて「殴られるかと思った」と恐怖さえ口にした。大関琴欧洲(25)の初優勝で盛り上がった場所に水を差す前代未聞の大失態。26日の横綱審議委員会(横審)では、あらためて両横綱の品格が問われそうだ。
 両国国技館が凍り付いた。顔を紅潮させてにらむ白鵬に、後ずさりする朝青龍。3秒後、うろたえた朝青龍が視線を外し、白鵬も顔を下げたが、今度は館内にどよめきが起こった。
 千秋楽結びの横綱対決。両者は気合満点で立ち合った。踏み込みで勝った朝青龍が、白鵬を引き落とし、勝負は2秒2で決着も、朝青龍は両手をついている白鵬の腰をめがけてダメ押しを仕掛けた。朝青龍の手が汗ですべり、白鵬は土俵内にとどまった。続いて白鵬が覆いかぶさる朝青龍を右肩で押し返した。のけ反った朝青龍の右手が白鵬のほおにピシャリと当たる。立ち上がった白鵬の顔は、怒りにあふれていた。
 観客が座布団を投げるのも忘れる緊張の中、仕切り線に戻った朝青龍は、何度も首をひねり、苦笑いした。支度部屋に戻ると、恐怖の瞬間を振り返った。
 朝青龍 ちょっと怖かった。殴られるかと思った。
 ダメ押しについては「相手が落ちて、自分の出足もあるからさ」と弁解。その上で、熱くなった白鵬を上から目線で評した。
 朝青龍 まだ、若いね。でも、やっぱり熱くなるんだろうね。その辺はしっかりしてほしいよ。おれもそういうころがあったけど。
 一方の白鵬は、風呂から上がると淡々としながらも自分の正当性を訴えた。
 白鵬 まあ、相手に先に仕掛けられたからね。ダメを押されたから…。(朝青龍の平手打ちは)覚えていない。
 両者に反省はない。だが、横綱同士が、勝負がついた後に一触即発の状態になること自体が前代未聞。放駒審判部長(元大関魁傑)は「あれ以上にならなかったから、2人を呼んで注意することはないが、見栄えのいいものじゃない」と両者に反省をうながした。北の湖理事長は「朝青龍のダメ押しは、確かに勢いというものがある。しかし、白鵬の行為はいただけない。横綱はどんなことがあってもカーッとなってはいけない」と白鵬だけを批判した。しかし、朝青龍のダメ押しはこれまでも問題となり、協会関係者の中から「あれは明らかな故意でのダメ押し」との声が出ている。
 、26日には横審が開かれ、この大失態が議題になることは確実視される。ともにモンゴル出身の横綱で、4月の春巡業では支度部屋で仲良く卓球をする姿もあった。だが、場所の千秋楽結びに起きたこの一幕が、両者に遺恨を残すことになりそうだ。【日刊スポーツより】

 面白いのは、各新聞によって北の湖理事長の見解の書き方が割れている点だ。両方に注意を促したという書き方もあれば、白鵬に分が悪いと言うのもある。これは、理事長がこれまで「朝青龍」のてんびんを担ぐ発言から意味が汲み取れる。
 オイラからしても、ダメ押しはいけないこととはいえ、それでカッとなり、仕掛けた白鵬が分が悪い。これで朝青龍同様「結局品格がない」というレッテルを貼られた上、優勝争いに最後はからめなかったという汚点を残したといえる。2人とも稽古不足が終盤に響き、それを怪我の性にするという言い訳。朝青龍にとっては、かつての勢いは消えつつあると見ていい。

 さらっと振り返れば、優勝した琴欧洲は、過去におけるクンロク大関(9勝6敗で終えること。自身は大関昇進後、二桁は1回しかない。)のイメージが来場所拭い去れるかの問題。先場所が全敗からの休場で、その後の「復活優勝」に過ぎないため、内規でいう「二場所連続か・それに準ずる成績」にたいしても、その時代を繁栄されることもあるために、壁は高くなる。(貴乃花の例もある。)ちなみに明治乳業から、「ブルガリアヨーグルト1年分」が贈られ、近く親方と本社に招待して祝勝会を開きたいとの事。
 他の大関は毎度壊滅的で、千代大海によっては、来場所が正念場。おっつけ一本の力士が、腕を怪我するという致命傷である。
 稀勢の里はようやく二桁上げたという印象だが、安馬同様、下位や落とすはずがない一番での取りこぼしをなくせるか。琴奨菊も。
 まぁ、夜だるま賞をあげるならば、琴光喜の勇み足を見逃さなかった、今場所から昇進した式守伊之助に。(^^;)