球界最高年俸を更新した。巨人菅野智之投手(31)が14日、契約更改交渉に臨み「そこは超えました」と03年、04年のペタジーニ(巨人)の年俸7億2000万円を超え歴代トップとなったことを明かした。「それだけプレッシャーもありますし、金額に見合った活躍をしないといけない。身の引き締まる思いです」と語った。
【写真】オンラインで取材に応じる巨人菅野
今オフはポスティングシステムを申請し、メジャー移籍を目指した。交渉期限の8日に巨人残留を決断。「交渉を重ねていった結果、挑戦するタイミングは今ではないと自分自身判断しました。しかし、この期間で経験したことは今後の人生において、かけがえのない財産になったと確信しています」と話していた。9日に帰国し、現在は自主隔離制限内で自主トレを行っている。
2月1日からの春季キャンプについては、原監督が「今の予定はS(班)。沖縄からスタート。力むことなく、いい状態でシーズンに入ってくれれば、それなりの成績は出ると思う。やや短いオフという中で、いろいろな経験をしたということを逆にプラスに変えてもらいたいなと。早く万全の状態で開幕を迎えることを願っています」と話し、調整が一任されるS班に合流する予定だ。
昨季は史上初の開幕投手からの13連勝&平成生まれでは初となる通算100勝を達成するなど、14勝2敗、防御率1・97をマーク。最多勝、自身初の最高勝率のタイトルを獲得し、最優秀選手賞に輝いた。今季に向け「しっかりまずは日本一を。終わったらもう1回メジャー移籍のチャンスがあれば挑戦していきたい」と思いを語った。