10月18日、京都11Rで行われた第25回秋華賞(3歳オープン・G1・牝馬・芝2000m・1着賞金=1億円)は、松山弘平騎乗の1番人気デアリングタクト(牝3・栗東・杉山晴紀)が勝利。史上初となる無敗の牝馬3冠が達成された。勝ちタイムは2:00.6。
2着に10番人気のマジックキャッスル(牝3・美浦・国枝栄)、3着に9番人気のソフトフルート(牝3・栗東・松田国英)が入った。
レースでは五分のスタートから中団やや後方6番手付近へ。終始外目のいつでも動けるポジションから堂々とした競馬を展開し、勝負どころでも馬なりで進出。直線では馬場の真ん中から抜け出しを図り、後続の追撃を封じて史上初となる、無敗の牝馬3冠を達成した。鞍上の松山弘平騎手は、ゴール後左手で3本の指を掲げ、3冠をアピールした。
秋華賞を勝ったデアリングタクトは、父エピファネイア、母デアリングバード、母の父キングカメハメハという血統。北海道日高町・長谷川牧場の生産馬で、馬主はノルマンディーサラブレッドレーシング。通算成績は5戦5勝。重賞は今年の桜花賞(G1)、オークス(G1)に次いで3勝目。また、松山弘平騎手、杉山晴紀調教師は秋華賞初勝利。