プロボクシングＷＢＡ、ＩＢＦ世界バンタム級統一王者の井上尚弥（２７）＝大橋＝が、ＷＢＡ世界同級３位、ＩＢＦ世界同級４位のジェーソン・マロニー（２９）＝オーストラリア＝と対戦すると２０日、同国ラジオメディアのＡＢＣグランドスタンドが報じた。両選手と契約している米興行大手トップランク社のボブ・アラムＣＥＯ（８８）＝米国＝が明かしたという。 アラムＣＥＯは「ジェーソン・マロニーと井上は対戦に合意した。１１月に開催したいと思っている」と語った。井上のＷＢＡは３度目、ＩＢＦは２度目の防衛戦になるとみられる。ジェーソンの双子の弟で前ＷＢＡ世界スーパーフライ級王者のアンドルー・マロニー（２９）＝オーストラリア＝と、現王者のジョシュア・フランコ（２４）＝米国＝のダイレクトリマッチとともに、ダブル世界タイトルマッチとして開催したい意向。 井上は４月２５日（日本時間２６日）に予定されていたＷＢＯ世界バンタム級王者のジョンリール・カシメロ（３１）＝フィリピン＝との３団体王座統一戦が新型コロナウイルスの感染拡大によって延期となっていた。両陣営は試合実施のための再交渉を行っていたが決裂。カシメロは９月２６日（同２７日）に防衛戦を行う。 井上は１２日、自身のツイッターに「対戦相手の噂がちらほら挙がってるけど相手が誰でも同じ仕事をするだけ！ 井上尚弥のボクシングを楽しみにしててください！」（原文ママ）と投稿している。
