46億年の地球史を時代ごとの特徴で分けた「地質年代」のうち、まだ名前が決まっていなかった約77万~約12万年前を「チバニアン(千葉時代)」とすることを、国際地質科学連合(IUGS)が正式決定した。命名を申請した日本の研究チームなどが17日、明らかにした。
韓国・釜山で開いた理事会で、最終審査を投票で実施して決めた。
地質年代の名前は欧米の地名に由来するものが多く、日本にちなんだものは初めて。地磁気のN極とS極は不規則に反転しており、現在の状態になった最も新しい反転の痕跡が、千葉県市原市の77万年前の地層にあると認定され、命名の決め手になった。