埼玉県川越市の浸水地域にあるケアハウスから14日になって新たに救助要請があり、消防がボートを使って救助活動を行っています。
埼玉県川越市の下小坂地区は、近くを流れる越辺川が氾濫した影響で、広い範囲が浸水しています。
14日午前10時すぎに、この地域にあるケアハウス「主の園」から、市を通じて救助の要請が新たに消防にあったということです。
川越市や消防によりますと、この施設には利用者と職員、合わせて87人がいましたが、施設側は、13日の時点では建物は浸水しておらず食料などもあったため、とどまる判断をしたということです。
しかし、14日になっても水がひかず、雨も降ってきたため状況が悪化するおそれがあるとして、市と協議した結果、救助を要請することにしたということです。消防はボートを使って施設に残っている人たちの救助活動を行っています。
この施設は13日、高齢者と職員、合わせて124人が救助された特別養護老人ホーム「川越キングス・ガーデン」に隣接する場所にあります。