東前頭2枚目の逸ノ城(26)が大相撲秋場所4日目の11日、鶴竜(34)との取組中に右肩付近を負傷。自身3度目の休場の可能性が浮上した。
右四つから出ようとしたところで肩すかしを食った際に痛め、取組後の支度部屋では「引かれたときにぐきって音がした。外れた」。右肩を脱臼したものとみられ、同箇所の脱臼は「初めてです」と説明した。
その後は両国国技館内の診療所で患部のレントゲンをとるなどの検査を受け、右肩を固定した状態で国技館の外へ。「取組が終わったあとよりは、痛くないです」と話し、部屋関係者が用意した車でさらに詳しい検査を受けるために病院へ向かった。
初めて痛めた箇所だけに、大事をとって休場する可能性も。“戦線離脱”となれば、令和元年夏場所8日目に右膝の負傷で休場して以来、3度目となる。
鶴竜戦は肩すかしで敗れ、4日目を終えて1勝3敗となかなか調子に乗れないなかで、突然のアクシデントが襲った。大事に至らないことを祈るばかりだ。