ソフトバンク千賀滉大投手（26）が6日のロッテ22回戦（ヤフオクドーム）で、自身初の無安打無得点試合を達成した。プロ野球史上80人目（91度目）で、育成出身投手では初めて。
初回から150キロ台後半のストレートで押し、3回のレアードから4回のマーティンまで3者連続の空振り三振。この回までパーフェクトの内容だった。
5回無死、井上への死球で初めての走者を出し、6回にはマーティンに初めての四球を与えたものの無安打は継続。7回から8回にかけては4者連続三振を奪った。
9回は無死から田村に四球。途中出場の岡も歩かせ無死一、二塁とし、倉野投手コーチがマウンドに駆け寄った。鈴木の一ゴロで併殺は取れず1死一、三塁。ここで中村奨を二飛に打ち取り2死とすると、最後は井上をフォークで空振り三振に仕留めた。
無安打無得点試合は昨年7月の巨人・山口俊以来で、パ・リーグでは2014年5月の西武・岸孝之以来29人目。球団では1リーグ時代の1943年、南海・別所昭以来76年ぶり2度目で、ソフトバンクは未達成の楽天を除く全球団で、もっとも無安打無得点試合から遠ざかっていた。
