◆ソフトボール日本リーグ女子第2節 ビックカメラ高崎-戸田中央総合病院(28日・太田市運動公園)
2020年東京五輪で金メダルを目指すソフトボール女子日本代表のエース、ビックカメラ高崎の上野由岐子投手(36)が顔面骨折のため5月末まで行われる今季前半戦の出場が絶望的となった。岩渕有美監督が試合後に明かした。
上野は今季初先発した27日のデンソー戦の6回、打球を顔面付近に受け途中降板。救急車で病院に搬送された。岩渕監督は医師による診察結果を左顎骨の骨折と説明。全治は不明だが現在入院中で、手術を受けるかどうかは決まっていない。岩渕監督には28日の試合前に「パワーを送っています」とメールが届いたという。
上野は19年度前期(4~9月)の日本代表強化指定選手に選出されており、5月上旬のアジアカップ(インドネシア・ジャカルタ)にも出場予定だったが、同代表の宇津木麗華監督との協議の結果、辞退するこことが決定。6月に日本(仙台、東京)で開催される日米対抗への出場も厳しい状況となった。
5月のアジアカップは21年に開催されるワールドカップの予選を兼ねており、日本代表はエース上野、藤田倭(28)=太陽誘電=の二枚看板を含む計4投手がエントリーしていたが、上野に代わって19歳の右腕、勝股美咲=ビックカメラ高崎=が招集される。