◇体重超過でJBC決定 ファイトマネー20%相当の制裁金も
日本ボクシングコミッション(JBC)は25日、世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ(15日、横浜アリーナ)の前日計量で体重超過のため王座を剥奪された前王者の比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)に対し、ボクサーライセンスの無期限停止処分と、ファイトマネーの20%相当の制裁金を科すと決めた。日本選手による世界タイトルマッチでの体重超過は比嘉が初めて。
【問題となった比嘉-ロサレス戦を写真で振り返る】
比嘉は14日の最初の計量でフライ級の制限体重(50.8キロ)を900グラムオーバー。2時間の制限時間内に可能な再計量も断念し、ベルトを失った。15日の試合ではクリストファー・ロサレス(ニカラグア)に九回TKO負けし、ロサレスが新王者となった。比嘉はこれがプロ初黒星で、デビューから続いた連続KO勝利も日本選手最多タイの15試合で途切れた。