夜だるま昆布長の、カウントギリギリ!(;゚д゚)(つд⊂)

Yahoo!ブログより移籍いたしました、夜だるま昆布長と申します。自身障がい者で、施設に通所しながら、日々アビリンピックの練習や、個人新聞を製作しています。Officeむいんぐ代表。林家木久扇名付け人です。山形県鶴岡市。

訪問診療のできぬところ

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 本日はたぶんどっかの都知事のような方式で、「officeむいんぐ株主総会のための役員会」と称した買い物。ちがうのは、こちらは全額自腹。
 ちゃめの通院と、親父の退院祝いともろもろ。

 さて、鶴岡市内など庄内の病院にはなんか泣ける「訪問介護サービス」のポスターと、見慣れた顔が。
 キャッチフレーズが庄内弁で「おうちさかえろう、ずっといよの」(お家にかえろう、ずっといていいよ)というもの。
 かく事業所の集合写真に、「元カノが」アチャー(ノ∀^) あちゃー
 いまは別のところにいて、この写真は一年前とか。

 訪問というと、歯科を含め「訪問診療」も欠かせませんが、これには制度上の欠点が。
http://blog.drnagao.com/2016/05/post-5208.html家に訪問できない在宅患者

 在宅患者さんといえば家に居る患者さんだと思っている人が多いだろう。
しかし現実には、在宅患者さんは様々なサービスで家に居ないことがある。
デイサービスだけでなく、ショートステイロングショート、お泊まりデイなど。
在宅患者さんの訪問日を決めるのに困ることが増えた。
・デイ
・ショート
ロングショート
・お泊まりデイ
・小規模多機能・・・
などで、ほとんど家に居る時間が無い患者さんが増えた。


そして家に帰る時間帯でも
・5時半~6時に帰って来る人が多い。
早い人でも4時くらいか。

日本医師会は「午後から在宅」と銘打って、昼休みに在宅患者さんを
回ることを推奨しているが、現実には「夜から在宅」という人が多い。

曜日も、「月~金までオールデイ」という人も多く、訪問は
土日だけという人もいる。

一方、厚労省は、デイ先、ショート先などへの訪問を禁じている。
小規模多機能への訪問も1ケ月程度と聞いている。

在宅患者さんなので訪問診療が必要だが、訪問ができない人が急増していう。
それでいて、滞在先に訪問すると規則違反と言われる可能性があるという。

医療より介護側のほうが優先しているのが現実。
ケアマネが勝手に療養先を決める場合がある。

要介護5の患者さんを療養費用の観点から見ると
介護が35万円で医療は数万円なので、力関係から言うと数倍介護が強い。

ケアマネや介護に振り回される医療。
それを嫌がる医療者も多いのだが、市民も国も知らない。

ともあれ、「家に訪問できない在宅患者」が徐々に増えている。
そんな状況のなか、なにかあれば主治医に全責任がある。

在宅医療が医師の間に浸透しないのは、ある意味、当然かもしれない。

はっきり言うと、国は「医療と介護の連携!」と言うが、
国が、連携できない仕組みをどんどん増殖させているのだ。


厚労省は究極の縦割り。
本来、連携すべきは、制度を造る厚労省のほうが先ではないか。

国民は在宅に参加しない開業医が悪いという。
しかし在宅をしたくても、患者は居ない、制度が分からない、と告白する開業医もいる。

厚労省を管轄するのは政治家であるが、現場を知る政治家は少ない。
ここまでやっているのに、実に残念な政策である。


 なんかの番組でも、ご利用者のこういったサービスから帰宅した16時、17時台の訪問介護、看護予約がいっぱいでシフト変更を余儀なくされているという。

 看護はともかく、たぶんショートスティはそこの嘱託医師だったり通院介助が主で、医者が入れないというのはなんかおかしいですよね。これを指摘できない議員が多いのも遺憾。

 何かあったとき、その利用先のサービス施設から、経過がちゃんと聞き取れるのだろうか。