大相撲7月場所の三賞選考委員会が開かれ、大関経験者で今場所、幕内に復帰した照ノ富士が技能賞を受賞しました。
大関から陥落した力士が三賞を受賞するのは11年ぶりです。
三賞の選考委員会は千秋楽の8月2日、国技館で開かれ、8月1日の14日目までに12勝をあげ、優勝争いの単独トップに立つ前頭17枚目の照ノ富士が初めての技能賞に選ばれました。
照ノ富士は、けがや病気のために大関から一時、序二段にまで陥落しましたが、幕内に復帰した今場所、力強さと、うまさを兼ね備えた右四つの相撲で白星を重ね、優勝争いを引っ張ってきました。
大関から陥落した力士が三賞を受賞するのは、平成21年九州場所に雅山が敢闘賞を受賞して以来11年ぶりです。
また敢闘賞には、8月1日、照ノ富士を破るなど、ここまで11勝3敗として優勝を争っている関脇 正代が選ばれました。
正代は5回目の受賞です。
殊勲賞には横綱 白鵬や新大関の朝乃山に勝って11勝3敗で優勝を争っている関脇 御嶽海が選ばれました。
御嶽海は6回目の受賞です。
このほか、照ノ富士と正代は優勝すれば殊勲賞、御嶽海が優勝すれば敢闘賞も受賞することになります。
また、白鵬に勝った小結 大栄翔は8月2日に勝って11勝4敗とすれば殊勲賞に選ばれます。
