夜だるま昆布長の、カウントギリギリ!(;゚д゚)(つд⊂)

Yahoo!ブログより移籍いたしました、夜だるま昆布長と申します。自身障がい者で、施設に通所しながら、日々アビリンピックの練習や、個人新聞を製作しています。Officeむいんぐ代表。林家木久扇名付け人です。山形県鶴岡市。

あなたが望む世界になった後、どういう気持ちになるのですか

 全国的にならしいが、昨日の通院先の病院でも、心持ち患者が少ない気がしました。やはり「新型コロナ」のせいで外出を控えているのかもしれませんね。
 もっとも診療科目によって違うらしいが。

 さて、我々障がいを持つ者にとっても重苦しい「津久井やまゆり園」での事件。植松被告の裁判の判決が言い渡され、求刑通り死刑になった。
 私もちゃめも、被告に接見したい一人の重い障がいを持つかたのドキュメンタリーを録画してみてみた。
 
headlines.yahoo.co.jp

19人殺した君と重い障がいのある私の対話(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース

 何回か文通し、かみ合わない意見。最終的に許された30分間の接見でも思いは通じなかった。それでも「意思疎通できないものは不幸ですか?」と問いただす。

 わたしだったらもっとこう問いただしたい。

 仮にだ、被告の思うとおりの世界になったとして、健常者だけの世界になったとする。が、人間この世に生を受ければ突然の事故や急病である日突然、意志疎通な状態になった人がいたら。被告の大切な人がなったときにも手をかけるのか。
 被告が裁判長から拒否されて言えなかった最期の言葉とは何なのか。
ですかね。

 日本には難病や闘病に耐え切れず、選択肢としての安楽死はなく、「延命治療を望まない」という選択しかないし、逆に出生前診断と言って、おなかの中で「障がいの有無」がわかり、出産するか否かを決めようとする治療がある一方で「人間の尊厳にかかわる」という反対の理論もあって難しい。
 しかし、だからと言って手をかけて亡き者にした被告のやり方は許せません。

 もう一つ思うのは、この被告がごくごく普通の家庭で育ちながら、どういう過程でこのような思想を持つようになったのか。単なるドラックのせいなのか、何かしらの精神論的な文献に刺激されたのかはわからない。

 上告しないと狩りになったとき、「執行される」という恐怖なのか、何なのかというもやもやとした時間の中で、被告から「死刑囚」になって獄中で懺悔してほしい。

 わたしも施設に身を寄せているもの。こういった思想に近い職員がもしいたとしたら恐ろしいと思う。