夜だるま昆布長の、カウントギリギリ!(;゚д゚)(つд⊂)

Yahoo!ブログより移籍いたしました、夜だるま昆布長と申します。自身障がい者で、施設に通所しながら、日々アビリンピックの練習や、個人新聞を製作しています。Officeむいんぐ代表。林家木久扇名付け人です。山形県鶴岡市。

夜だるまスポーツ

巨人からポスティングシステム(入札制度)でメジャー移籍を目指していた山口俊投手(32)が20日(日本時間21日)、ブルージェイズと2年635万ドル(約7億円)の契約で、正式に契約を結んだことを、複数の米メディアが報じた。巨人からは史上初のポスティングでのメジャー移籍となった。


 代理人のジョシュ・パーセル氏は今月9~12日に米サンディエゴで行われた、メジャー球団幹部や代理人らが一堂に会するウィンターミーティングで複数球団と交渉していることを認め「先発としてプレーすることを最優先にしていると球団側に伝えた」と明かしていた。交渉期限が米東部時間で来年1月2日午後5時(日本時間3日午前7時)だったが、年内決着となった。

 メジャー30球団で唯一カナダに本拠地を置くトロント・ブルージェイズ。今季は、借金28でア・リーグ東地区4位に沈んだ。3年連続でプレーオフ進出を逃しているが、打者ではゲレロ、ビジオ、ビシェットと父親がスター選手だった“2世”たちが台頭。一方で、先発投手は規定投球回をクリアした投手がおらず、最多勝が6勝と補強が急務だった。

 ブルワーズから今季8勝のC・アンダーソン、アスレチックスから10勝のT・ロアークをすでに補強。さらに今季ドジャースで14勝5敗、防御率2・32の成績を残して最優秀防御率のタイトルを手にした、韓国出身の左腕・柳賢振(32、リュ・ヒョンジン)も4年総額8000万ドル(約88億円)の大型契約で加わった。山口は先発の4、5番手もしくはロングリリーフなど救援に回る可能性も浮上している。17日(日本時間18日)までにブ軍と基本合意。山口は巨人の優勝旅行終了後も移籍に備えてハワイに滞在し、19日(同20日)に春季キャンプを行う地でもあるフロリダ州入り。20日(同21日)にメディカルチェックを受けていた。

 ア・リーグ東地区には田中将大投手の在籍するヤンキース筒香嘉智外野手が入団したレイズだけでなく、かつて松坂大輔投手、上原浩治投手が活躍した名門・Rソックスも所属。同地区内の対決はシーズンで19試合が組まれ、メジャー屈指のレベルの高さを誇る地区で、日本人対決が多く見られることになりそうだ。

 山口は大分・柳ケ浦高から2005年高校生ドラフト1巡目で横浜(現DeNA)に入団。06年には高卒新人として中日・近藤真一以来、19年ぶりに巨人戦でプロ初登板初先発初勝利を挙げた。4年目の09年からは抑えになってさらに成長。10~12年は3年連続で20セーブ以上をマークして、12年に25歳1か月の史上最年少(当時)で通算100セーブ達成した。

 14年からは再び先発に転向。16年には3完封など11勝を挙げて、オフにFAで巨人入りした。新天地では17、18年の1、2年目は1、9勝と期待された成績を残せなかったが、今季は15勝4敗、防御率2・91。先発ローテの柱として最多勝、最高勝率、最多奪三振などタイトルも手にして、チームのリーグ優勝に大きく貢献した。

 シーズン終了後には侍ジャパンにも選出されて、「プレミア12」の初優勝も経験した。大会終了後にメジャー挑戦を表明。原監督が同席した会見では「私の夢でもありましたアメリカ大リーグに挑戦させていただくことになりました。より一層、精進して参ります」と決意を表明していた。

 原監督も「夢、挑戦。もうこの言葉だけでした。監督の立場として話はしたけど、やっぱり夢という言葉に関しては、何人も立ち入ることはできない聖域。(聖域に)入ることはしなかったし、入れなかった」と背中を押していた。

 ◆山口 俊(やまぐち・しゅん)1987年7月11日、大分県生まれ。32歳。柳ケ浦から05年高校生ドラフト1巡目で横浜(現DeNA)入団。16年オフ、巨人にFA移籍。昨年はノーヒットノーラン達成。父は元幕内力士の谷嵐。これまでの通算成績は427登板、64勝58敗112セーブ、25ホールドで防御率は3・35。187センチ、98キロ。右投右打。今季年俸2億3000万円。