プレミア12 決勝 日本5-3韓国(17日、東京ドーム)
侍ジャパンが初回の3点ビハインドをはね返し、韓国に逆転勝ちした。五輪、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、プレミア12の主要国際大会では2009年WBC以来、10年ぶりとなる優勝。自国開催となる来年の東京五輪へ弾みをつけた。
先発・山口が初回に先頭打者を歩かせ、2番打者に先制2ランを被弾。5番・金賢洙にもソロを浴び3失点、この回限りで降板した。それでも直後に鈴木の適時二塁打で1点を返すと、2回に2死から一、二塁とし山田哲が今大会初アーチとなる逆転3ランを放った。
2回に高橋礼を投入した後も早めの継投。左の金賢洙から始まる4回から田口を起用し、6回は同じ左腕の中川を金賢洙からの打順に当て、1点リードを守った。
中盤までの6イニングを4投手でつないだ後は勝利の方程式。7回の甲斐野が三者凡退で抑えると、直後に浅村に適時打が出て2点差。8回を山本、9回を山崎で韓国の強力打線を抑え、歓喜の瞬間を迎えた。稲葉監督は涙。ナインの手で8度宙に舞った。