[10.14 J2第36節 山形2-0岐阜 NDスタ]
J2第36節が14日に行われ、4位モンテディオ山形はNDソフトスタジアム山形で22位FC岐阜に2-0で勝利した。前節の千葉戦(○4-1)に続いて2連勝。台風19号の影響で試合がなかった2位大宮を勝ち点1差で上回り、暫定で自動昇格圏内に浮上した。
山形が先制したのは前半9分。右サイドのタッチライン際でボールを受けたMF柳貴博がPA手前中央まで運び、コンパクトに左足を振る。シュートはGKヤン・オレ・ジーバースの守備範囲に飛んだが、手元をすり抜けてゴールへ。今季FC東京から育成型期限付き移籍した柳は、これが加入後初得点となった。
前半32分にはPA手前中央のFW坂元達裕がキープからラストパスを送り、PA内左で受けた元岐阜のFW山岸祐也が左足でシュート。しかし、わずかにゴール右へ外れ、1点リードで前半を折り返した。
後半も主導権を握る山形は後半19分、PA内右に切れ込んだ坂元がMF咸泳俊に倒され、PKを獲得する。自らキッカーを務めた坂元が左足でゴール左を狙うも、GKジーバースにストップされて追加点は奪えない。
一方、岐阜は元山形のMF川西翔太やベテランのFW前田遼一を投入するなどして変化をつけたが、なかなか攻撃のギアは上がらず。後半39分には山形の途中出場MF井出遥也が左サイドでパスを受け、カットインから右足のシュートを突き刺して2試合連続ゴールを挙げた。
岐阜は0-2でタイムアップの笛を聞き、3試合ぶりの黒星で6戦勝ちなし(3分3敗)。最下位脱出のきっかけをつかむことはできなかった。