◆ヤンキース―エンゼルス(19日、ニューヨーク・ヤンキースタジアム)
ア・リーグ東地区で優勝マジックを1としていたヤンキースは19日(日本時間20日)、エンゼルスを9―1で破り、7年ぶりの地区優勝を飾った。先発を託された田中将大投手(30)は7回で86球を投げ、4安打1失点の好投で、11勝目(8敗)。メジャー6年目で初めてとなる地区Vを自らの右腕で勝ち取った。
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99勝54敗で、2012年以来7シーズンぶりの地区優勝に「マジック1」で迎えたヤンキース。田中にとっても14年にヤンキース加入後、入団6年目で初の地区Vへ王手をかけてのマウンドとなった。当初は翌20日(日本時間21日)のブルージェイズ戦に先発予定だった右腕だが、前日の18日(同19日)にブーン監督が左腕・ハップと順番を入れ替えてこの試合に先発することを発表。田中は「早い段階で分かっていた。中5(日)で休みもあったし、全然問題はないです」と話していた。
同じくマジック1で迎えた前夜の18日には、エンゼルス戦に2―3で惜敗。試合後も歓喜の瞬間、祝勝会などに備えて、ヤ軍ナインはマジック対象となっているレイズ試合を午前1時頃まで観戦したが、延長11回の死闘でレイズが敗れたため、この日に持ち越しとなっていた。